2015年10月20日

息子の机

Muku_Desk.png

妻のアップライトピアノを机にして読書中の息子。
学習机を作ってあげると約束して3年ほど経過。
椅子は既に製作済み。
自分だけの領域が欲しくなったのか製作を催促された。


息子の読書、勉強を観察してみると、一定の場所では行わず常に自分なりのベストポジションを探して移動していることから、長時間机に向かうようになるのはまだまだ先のことで、その頃には体型も大人に近くなっているだろう。

自分の事を振り返ると、親から買ってもらった学習机は早い段階で本来の使用目的ではなく、教材を収納する場所としての役割が大きくなり、いざ受験の時などにはほとんど使用しなかった。

この歳になり机に向かう事が多くなり思う事は、その当時の机が使い勝手、デザイン性共に現在でも使用できるものであったなら素晴らしいだろうなということ。


お客様優先で自分の机はその合間にしか製作できないことを理解していて1年ぐらい製作期間をもらった。
生涯息子が使い続けてくれるものを製作したいと思う。

posted by nanoda at 17:32| Comment(0) | 日記

2015年10月08日

オリジナルスツール製作


製作開始まで時間を頂いていたスツールの製作に取り掛かる。
オリジナルスツールとして製作していたのだが座板の厚みを30mmから35mmに変更。
2年ほど前にサンプルとしてブラックウォールナットで2脚、ナラで1脚を製作したのち、ブラックウォールナットとナラ各1脚は、工場の一区画に設けてある小さな展示スペースに飾り、ブラックウォールナットの残りの1脚は工場で自分用として使用。

外を通る人や車に製作しているものを見てもらうのを目的に展示したのだけどそのスペースは家具にとって過酷な条件下で、日当たりが良く気温差が激しい為に矧ぎ口は切れブラックウォールナットの色も褪せてしまった。
もとより、田舎なので近所の人が散歩するくらいで人通りは少なく、比較的交通量の多かった工場前の道路も、山側に開通した有料道路が現在無料(一定区間)なので激減してしまった為、展示スペースの必要性もなくなり途中から放置して経過を観察することにした。
円形の座板は途中から外周に行くほど薄く加工するので、全体の厚みを5mm増やして接着面を広くとり、接着剤を変更することにて対応。



murata_Stool_1.png


以前に勤めていた木工所のやり方で、色鉛筆で罫書き、そのアウトラインのギリギリをバンドソーで落とす。


ルーターに抵抗が掛らないように鉛筆の尖らせ具合でギリギリを意識して攻める。



murata_Stool0_2.png


murata_Stool_3.png

ルーターにて加工成形。



murata_Stool_4.png


部材の機械加工終了。



murata_Stool_5.png


脚部は試作を繰り返し、美しいと思える納得いくテーパー角度と傾斜角度を求めたつもり。



murata_Stool_6.png


使用した接着剤の影響で矧ぎ口が白く目立つのが気になる。


墨汁や溶剤型着色材を数滴たらして接着剤を生地と同系色にする方法もあるらしいのだが接着力に影響がないと確信が持てないので今回は通常どおりに施工
オイルを5回塗布。



murata_Stool_7.png


座面のスポンジ、布地も張り終わり完成。(途中写真がかなりにぬけています。)



posted by nanoda at 02:00| Comment(0) | 日記

2015年09月03日

ブビンカの座卓

座卓の修理依頼。

多分、ブビンカを輪切りにした芯持ち材で、直径約1300mm、厚さ80mm

髄を通るヒビが有り、辛うじて辺材部分が残り支えてる状態。

kawasaki_table0.png

これからも、自分ではこのような座卓は製作しないだろうけど、興味が湧き引き受けることに。

契り、クラック充填ではカバーできず、切断後に矧ぐ方法を選択。



kawasaki_table1.png

既存塗膜の除去。

スクレーパーで大部分は除去する事が出来た。

このての家具には厚めにポリウレタン塗料を塗布するのが一般的らしいのだが2.3mm程の膜厚に驚いた。
細かい既存塗料のケレンの為にサンダー掛けをすると、以前に嗅いだことのあるFRPに使用されるポリエステル樹脂(不飽和)の匂い。もしかしてポリウレタン塗料ではないのかも。

ガラス繊維等に含浸させて用いられるのは知っているけど、クリアの仕上げ塗りとして塗布できるのだろうか?


複雑に反っていて基準となる面がないので、切断後に時間をかけて鉋、ペーパーなどで矧ぎ口を調整。


天板と脚の送り寄せ蟻による結合部分に多量のパテが塗布されていたので除去。嵌め合いを調整。

kawasaki_table4.png


仮に不飽和ポリエステル樹脂が塗布されている事を考慮し、ケレンで除去できない木目等に残る塗料と上塗りする塗料との密着性が悪く剥離する恐れが懸念されるので、サンジングシーラーを塗布する前に、FRPABSとの密着性を高めてくれる層間接着剤の役目してくれる塗料を塗布。

kawasaki_table5.png


2液性のウレタンサンジングシーラーを塗布。

乾燥後ペーパーによるサンディング。

kawasaki_table6.png


カシュー塗料を塗布。

乾燥後ペーパーによる足つけとゴミ、埃の除去(同工程を2回)。

kawasaki_table7.png


粘度調整したカシュー塗料を仕上げ塗り。

kawasaki_table8.png


posted by nanoda at 15:42| Comment(0) | 日記