コンセントプレートの製作に用材としているチークを手押し鉋、自動鉋に通した直後から刃の切れが悪く、木肌に筋が3〜4本入る状態になっていたのだがチェストの製作に入るのでそれぞれ刃物を交換することにした。
両機ともカンナ胴の径が同じなので、今までは手押し鉋盤に付属されていたセッティングゲージを使用して刃の出を調整。

セッティング数値を0.8mmにしたいが、そのままの状態でセッティングすると1.2mmほどになり出すぎるのでテープを貼ったりして微調整をしていたのだが時間が掛り思った成果が得られないので、今回は自動鉋に付属してきたこちらのセッティングゲージを使用。
このセッティングゲージは、木工所に勤務していた頃、AXMINSTERという海外の木工専門ショップのHPで目にしてから気に留めていた製品でした。
それから数年後、木工所開設にあたり自動鉋盤を探していたおり、オークションで希望メーカーで安価な品を見つけて更にこのセッティングゲージが付属されるということで購入を決定。
しかし、説明書のようなセッティングが出来ず、後でと放置していた。

要領を得ると正確なセッティングが可能で、当自動鉋盤はカンナ胴と定盤テーブルの高さが右側より左側が0.1mm程度高いのだがこのセッティングゲージで左右の刃の出を調整することで解消できた。


自動鉋盤はしかたないが、手押し鉋盤の刃の調整は僕の使用しているカンナ胴を基準とするセッティングゲージではなく、定盤(テーブル)を基準にしたマグネットタイプのセッティングゲージが良いと思う。